かつて、私が山登りを始めた頃、リュックといえば厚い木綿の帆布に防水加工したキスリングで大型のものはそれ自体で5kgくらいあったように記憶しています。テントといえばビニロンの三角テントで、雨が降ろうものならザックもろとも水をたっぷり吸い込んで、肩にその重さが食い込みました。火気類は石油コンロ、ゴム引きの重いエアマットと、汗でずぶ濡れになる雨具、インスタント食品もラーメンとコーヒーくらいでした。それでも当時は、「山道具は良くなった、以前はザイルは麻製で凍れば竹竿のようになってしまう」なんて聞かされたことを覚えております。そんな時代の登山は想像を絶する重労働だったに違いありません。
もし、山道具が今日のように進化しなければ、私は山歩きを再開できなかったとさえ思います。若い頃安物買いの銭失いを繰り返してきた私は、体力が衰えた今、いっそう慎重に道具選びをする必要を感じていました。軽ければ疲労が少なく山をもっと楽しめますし、事故を起こす確率だって減るはずです。だから山道具はまず軽いこと。しかし軽くても強度不足や使い勝手が悪いものは避けなければなりません。たとえばガスストーブの場合、わずかな軽量化のために、火力が小さくなってしまうようなものは、欲しくありません。
私はインターネットで情報を収集しようとしましたが、必ずしも十分をいえませんでした。また重量が、カタログ値と実測値の大きく異なるものも見受けられました。その上販売店までが誤った情報を、そのままインターネットや店のカタログに載せています。
電子機器(デジカメ、GPS、ラジオ、MP3)などの重量は1gの違いもないに対し、登山用具の多くがカタログ値と異なっているばかりでなく、カタログ値より重いものが多いのは、どうしたことでしょう。少しでも軽く印象付けようとするメーカーの下心を、勘ぐってしまうのは私だけでしょうか。重量は登山用具にとって、デザインや色などより重要なファクターです。このページを読まれた方が、ご自分の購入された登山用具を秤に載せていただければと思います。
ただの一登山者である私ごときが、山道具についてあれこれ評価するのもおかしいと思われますが、インターネットで情報を集めている方のために、ささやかですが自分の購入した山道具を感想をまじえて公開いたします。道具は使用する人や、使い方によって、さらには使い込んでいくうちに、印象や評価は変わると思います。評価はあくまでも私の偏見と独断と思ってください。
| 1 | テント 寝袋 マット スコップ |
| 2 | ピッケル 靴 ザック スキー スノーシュー等 |
| 3 | コンロ クッカ― ガスカートリッジ |
| 4 | ウエア−類 |
| 5 | GPS MP3 ラジオ 小物等 |
| お気に入り度評価 | |
| 大満足 | |
| 満足 | |
| やや不満 | |
| 不満 | |
| お気に入り度評価 重量実測値は、調理用秤によるものです。細かいところは勘で読み取っている場合もありますので、目安程度にして下さい。 | |