私の軽い山道具

軽量化された登山用具(3) ストーブ クッカ―

ガスストーブ

品名・評価 カタログ値 実測値 コメント
EPI  マイクロスーパーストーブ

EPI  マイクロ
スーパーストーブ

満足

?
160g 7〜8年くらい前に渓流釣りをしていた頃買ったと思う。直噴型でトーチのようにも使え、薪に火をつける事もできた。

暖かい時期のハイキングで、今でもよく使う。

EX-ULT-2A エクスカイザ
チタンバーナー

EX-ULT-2A
満足

85g 98g 定番中の定番。やや華奢で点火装置がグラグラするが他に文句のつけようはない。

これより軽いものもあるが、火力が弱く使い勝手も悪いそうである。

IP-2243PA プリムス

IP-2243PA
普通

273g

275g 11月に家族で大菩薩嶺にハイキングした際、昼食の味噌煮込み鍋がなかなかできなかった。もっと火力の強いものをと思っていたところ、さかいやで超特価販売してたのをゲット。また車中泊の際便利である。

ガスカートリッジ

型番 内容量 総重量 缶重量 コメント
PG-110 110g 213g 103g オールラウンド
IP-120 120g 204g 84g ランタン向け
IP-250G 230g 371g 141g 夏用
IP-250W 230g 371g 141g オールラウンド
IP-250T 225g 385g 160g 気化促進構造
IP-500W 470g 669g 199g オールラウンド
IP-500T 460g 690g 230g 気化促進構造
プリムスのカートリッジ
左より
IP-500W
IP-250W
PG-110
IP-120

連泊する場合、小さいものをいくつも持っていくより、大きいものを持参したほうが軽くなります。

EPIも2点調べましたが、プリムスとの違いは読み取れませんでした。他メーカーのものは容器が重いと聞いたことがあります。(未確認)

IP-500Wが一番軽量化につながることがわかります。気化促進構造のものは、容器が重くなります。


クッカ―

品名 容量 カタログ値 実測値
Tiウルトラライト深型 Tiウルトラライト深型S 640ml 95g 92g
Tiウルトラライト深型 900ml 125g 122g
Tiウルトラライト Tiウルトラライト1 600ml 95g 92g
Tiウルトラライト2 900ml 115g 117g
ワッパ―カップ ワッパ―カップ
280ml
39g 41g
ホットンビリー ホットンビリー 1500ml 260g
1000ml 212g

始めは深型を使っていましたが、片側の取っ手を山で紛失してしまいました。おそらく最終日、テントを撤収しパッキングする際に落としてしまったと思います。ハンドルがないとグラグラして使い物にならず、針金などを細工して使っていましたが、同メーカー同シリーズが特価品で販売されていたのを機に、新規購入しました。ハンドルが流用できると考えたのです。(流用できました)



形態 長所 短所
深型 ガスカートリッジがぴったりと収まる
蓋がフライパンとして使える
焦げやすい
ティッシュでふき取る時手が汚れる
ワッパ―カップが収まらない
平型 焦げにくい
ワッパ―カップが収まる
蓋で調理できない

このシリーズの通常の形のものと、深型の使い勝手の違いをまとめてみました。
勝負の結果、軍配は平型にあがりました。


チタンかアルミか? 燃料消費量を調べる

チタンよりアルミ製のクッカーの方が燃料節約になるため、アルミの方が長期の山行の場合カートリッジが少なくて済むと読んだことがあります。おそらくチタンよりアルミの方が熱の伝導が良いためだと思われますが、どのくらいの差がでるのか実験してみました。実験に際しまず問題になったのは、同一形状のクッカーを持っていないことです。ということで厳密な実験データとは言えませんが、自分なりに納得できる結果を得ることはできました。

使用したクッカー

使用したクッカー。

左よりチタン平型、チタン深型、アルミ。

この実験のため水温計を買ってしまった。

ガス消費量を計測
ガス消費量を調べる。
この秤では1g未満は表示できない。

(1) 水道水500mlをそのつど水道からクッカーに入れる。
(2) ストーブを全開にして着火。
(3) 水温が95度になるまでの時間を計測
(4) ストーブごと秤にかけ、消耗したガスの重量を調べる。

実験してすぐ気が付いたことは、ストーブの火力が安定していないことです。ストーブは気化熱でタンクがどんどん冷たくなりそれに伴って火力が弱くなります。1回目と2回目はそれが顕著に表れデータは没にしました。結果が安定してきた3回目と4回目の平均値を表にします。


火力の強いプリムスIP-2243PAで実験結果
時間 燃料消費量
アルミ 4分10秒 13g
チタン深型 4分25秒 14g
チタン平型 3分50秒 12g

この結果から判ることは、形状に比例し平べったいクッカーほど少ない燃料で早く湯が沸くという単純なことでした。


火力の強いプリムスIP-2243PAで実験 EPIのマイクロスーパーストーブで実験 このストーブを使用した場合、縦長のクッカーはストーブの炎が外側に溢れてしまい熱を逃がしてしまいました。そこでストーブをEPIのマイクロスーパーストーブに変えて、再度テストしてみました。このストーブは直噴形で炎をトーチのように40〜50cmまっすぐに吹き上げタイプで、縦長クッカーでも効率よく炎があたります。

EPIのマイクロスーパーストーブで実験結果
時間 燃料消費量
アルミ 3分35秒 8g
チタン深型 3分50秒 9g
チタン平型 3分25秒 8g

なんと火力の弱いEPIの方が短い時間で沸かしてしまいました。これは使用したカートリッジが冬季専用のP+を使用したせいと思われます。実際にこのストーブは寒冷時の山では火力が弱いことを経験しています。

特筆すべきはガス消費量の少なさです。効率よく炎をあてることでこれほど少ない燃料消費で済むものなのです。こんな事は小学校で教わることですが、計量化するとその差がよく判ります。EPIからプリムスに変えてから、カートリッジが空になるのがやけに早いと感じていました。火力が強いから当然かと思っていましたが、どうやら無駄な使い方をしていたようです。

またプリムスよりEPIの方がガスの熱量が高いのかとも勘ぐりましたが、おそらくそんなことはないでしょう。テスト時にブタンではなくプロパンが燃焼していたかも知れません。またそこまでテストするとなると、色々な種類のカートリッジもあるのでたいへんです。今日は無駄なお湯を大量に作ってしまいましたので、もうおしまい。

アルミとチタンの差はあると思われますが、平べったいクッカーを使用し効率よく炎を当てることのほうが、さらに重要というのが私の結論です。


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