赤鞍ヶ岳・棚ノ入山

赤鞍ヶ岳・棚ノ入山 ダイエットハイク

悠々独歩 No.136 2008/03/29

駐車地点4:29−4:57登山口4:57−途中休憩10分−6:12ウバガ岩6:30−7:09赤鞍ヶ岳7:15−7:40棚ノ入山7:41-7:47(1117m峰)7:50-8:41赤鞍ヶ岳8:41-8:45秋山峠(昼食)9:30−10:54駐車地点

山行レポートNo.130で、道志山塊の1000m以上の名のあるピークを全て踏んだと書きましたが、まだ登っていない山がありました。昭文社の登山地図にある棚ノ入山という山で、2万5千分の1の地図には表記されていません。昭文社のこの登山地図が、山名の混乱を招いていることは、前の赤鞍ヶ岳のレポートで書きました。困ったことに今回訪れた棚ノ入山も、現地標識と登山地図に違いがありました。前回の表に追加しましたので、参考にしてください。

  1299m 1257m   1117m
(昭文社)山と高原地図 朝日山 赤鞍ヶ岳 サンショ平 棚ノ入山
(国土地理院)1/25000 赤鞍ヶ岳     1117m
(クレオ)プロアトラスSV3 25万広域 朝日山 赤鞍ヶ岳    
(クレオ)プロアトラスSV3  7万広域 赤鞍ヶ岳      
(クレオ)プロアトラスSV3  2.5万詳細 赤鞍ヶ岳      
Google Earthでは ZENRINと表記 赤鞍ヶ岳      
(現地)山頂標識・途中の指道標 赤鞍ヶ岳   棚ノ入山  

登山地図は観光地図に類するものですし、登山者たるものは、2万5千分の1の地図を基準にすべきと私は考えますので、今回のレポートも2万5千分の1の地図の表記に従いました。

メタボ検診義務化を目前に控え、ダイエットへの関心も高まっています。登山は最も消費カロリーの大きいスポーツのひとつです。前回に続き今回もダイエットとハイキングについて、日頃感じていることを書いてみました。


夜明け前前回と同じところに駐車し、未明の林道を歩き始めた。下弦の月が明るく、ライトなしでも歩くことができた。私はいつもは、登山前日からしっかり炭水化物をとり、体内に十分なグリコーゲンを備蓄させ、登山中も休憩時ごとにエネルギー(炭水化物)を補充している。これが一番頑張ることができる食物の摂り方であることは、言うまでも無い。でも、これでは全く減量にはならないのである。

今回はおにぎりではなく、ビスケットを3枚食べて出発してみた。菓子類(砂糖)は血糖値を急激に上昇させるため、インスリンが多量に分泌される。しかも砂糖は吸収が早いため、血液中にインシュリンが残ってしましい、血糖値を必要以上に下げてしまう。すなわち、すぐ腹が減る。(私は専門家ではないので、聞きかじりで書いている)

ということで、登山開始時に摂取するエネルギーとして、お菓子がふさわしくないことは承知している。本当にふさわしくないのかどうかが、今回の実験目的である。結果はなんの問題もなかったし、前回のダイエット山行に比べると、今回の山行はずっとに楽に感じた(だからと言って、これが良いという結論ではない)。

前回は登山前日にプチ断食を行い、体内のグリコーゲンを使い果たしておいて、登山直前におにぎりを食べて出発したところ、非常に足が重く感じられた。おにぎりがエネルギーとして使用できるまで、少し時間を必要としたためで、むしろお菓子のほうが即効性があって良かったかもしれない。

今回はグリコーゲンが十分残っていたため、ビスケットを少しずつ補充しながらでも、前回よりきつい坂道を楽に登ることができたのだろう。水分補給にヴァームウォーターを使ったこともあるかもしれない。

知らない人が多いのでついでに書くと、砂糖はたんぱく質を劣化させる、すなわち肌を老化させるのである(辻クリニック院長のブログより)。美肌を保ちたい女性に申し上げるが、紫外線対策と抗酸化に加え、砂糖の摂取は極力控えるべきである(抗糖化)。

今回の実験は、以前たくさん買ってしまったビスケットが、賞味期限切れ近くになり、捨てるのがもったいなかったため行ったのであって、登山での減量を目的とするなら、体内にグリコーゲンをある程度保持した状態で、GI値(注1)の低い炭水化物を食べて出発するのがベストと、私は考えている。GI値の低い食品は消化が遅く、血糖値が緩やかに上昇し下降する。同じカロリーの食物を摂取した場合でも、空腹を感じにくいため、エネルギー補給を最小限で済ますことができると考えられる。しかも適度な血糖を保持するため、脂肪燃焼効果も高いはずである。

ダイエット山行で使えそうなGI値の小さい食品というと、出発前に日本そば(GI値54)や中華そば(GI値50)を、行動食にはライ麦パン(GI値58)や焼き芋(GI値55)が良さそうだ。昼食は春雨(GI値26)がいいかもしれない。もちろん食べる量は必要最小限にとどめる。

腹持ち指数ナンバー1のポテト(注2)は、私の場合あまり腹持ちせず、食後しばらくすると強い空腹感を感じることが多いため、こちらの指数はあまり信用していない。まぁ人によりけりだろうし、ジャガイモはGI値が90と非常に高いせいもあると思う。

ウバガ岩にて
ここウバガ岩は、本日のコースで一番の展望台。ゆっくりと時間を過ごした。ここでビスケットを2枚食べた。

赤鞍ヶ岳ここが赤鞍ヶ岳山頂。登山地図には朝日山と書かれている。展望はあまり良くない。

ここでもビスケットを1枚食べて、北の棚ノ入山へ向かった。

赤鞍ヶ岳と棚ノ入山との鞍部棚ノ入山へ向かってかなり高度を下げる。帰りに登り返すことを考えると、楽しくない。下るにつれ西の方の展望が開けてきた。

棚ノ入山
左のピークが、下の写真の棚の入山(登山地図ではサンショ平)。右に連なる尾根の右端少し手前のピークが1117m三角地点(登山地図では、棚ノ入山)。木が伐採されていて、展望の良い尾根歩きが楽しめる。

棚ノ入山棚ノ入山の山頂標識があった。ここは登山地図ではサンショ平と表記されている。

こちらも棚ノ入山?1117mの三角点。登山地図ではここが棚ノ入山と表記してある。棚ノ入山と二十六夜山を示す道標があるだけだった。

ここでもビスケットを一枚かじった。

秋山峠赤鞍ヶ岳から、少しウバガ岩方面に戻り、道志村役場方面への下降分岐点(ここは、なかなか眺めがいい)で食事とした。今回もカップそば(317キロカロリー)とおにぎり(しゃけ)だけである。それでもビスケットばかり食べていたので、一段とおいしく感じられた。

食後、道志村へ下る。かなりキツイ急坂がしばらく続いた。その後は植林の森となり、林道に出れば村役場も近い。道志の山は静かである。今回も誰一人出会うことのない山を、楽しむことができた。

前回のダイエット山行では、約0.5Kgほどの減量になりました。今回の山でのエネルギー補充(1000キロカロリー弱)は通常より少なめに済ませ、翌日にプチ断食を行う予定です。帰宅後は少々の肉体労働(冬タイヤをノーマルタイヤに自分で交換)し、夕飯もごく軽くすませました(この日の摂取カロリーは推定1700キロカロリーくらい)。

そして翌日の今日は断食中で、朝から何も食べずにこのレポートを作成しています。空腹を紛らわせるには、ブランド店で服をとっかえひっかえ試着するのが一番です。試着するだけでめったに買いませんが、今日は午前中に、タケオキクチの2枚襟半袖ポロとジャーナルスタンダードの光沢ジャケットを、買ってしまいました。今回はどのくらい減量できるか楽しみです。(一週間ほど経過し、数日間の平均値をとらないと、正確には判断できません)

北八ツ山行で書いたように、私は数年前に8Kgほど減量し、現在もBMI値(注3)は20前後でダイエットの必要はありません。私はこの値を維持するためと、若返り効果をねらうため、時々プチ断食を実行します。厚生労働省の調査によると、最も死亡率が低いのは、男性の場合はBMI値が 23.0-24.9とのことです。これを基にやや太めの方が健康で長生きすると結論づける人がいますが、これは現代が飽食の時代であることを忘れた主張だと思います。頑丈な体を持った人が、現代では単純に食べ過ぎているだけで、こうした恵まれた長寿遺伝子を持った人が、ダイエットすればさらに長寿できると考えるべきです。

厳しいカロリー制限をすると、老化の進行が遅くなり長生きすることは、すべての生物(菌類から霊長類まで)において実証済みです。標準の餌を与えられた猿に比べ、カロリー制限された猿は若々しい顔をしていますし、アメリカで猿を解剖したところ、骨密度の減少などが見られるものの、カロリー制限された猿は臓器まで若かったそうです。

制限するカロリーは、自然界で通常摂取する量の3分の2(哺乳類)から半分(下等生物)ということです。自然界の生物にはヒトや家畜のような肥満は存在しませんから、これは実験対象になった生物にとって過酷とも言えるカロリー制限が行われたことになります。人間だけが例外ということはありえませんので、こうした実験結果を読むと、現代の栄養学の基本に疑念を感じてしまいます。

統計的に見て最も病気にかかりにくいBMI値は22ですが、私は20を理想と考えます。日本の多くの女性は、洋服がいちばんカッコよく決まる19以下を目指しているようです。私が20にこだわるのは、異性から見て一番魅力的な体型は、BMI値が20.3であったという、米国でのある研究結果に拠ります(なぜ、その人に惹かれてしまうのかより)。これは男性から女性を見た場合ですが、反対に女性から男性を見た場合も、同じくらいだろうと想像できます。肥満でなく痩せすぎでもなく、強さを失うことなく、軽快で敏捷そうな体型が、BMI値20くらいと私は見ています。

ヒトは自分の子孫を残す伴侶が、優秀な遺伝子を持った健康体であることを求めます。ヒトがある異性をセクシーに感じることは、その異性がもっとも健康的な体をしていることを、本能的に感じとっているのです。私は統計の結果よりも、本能(性欲)によって暗黙裡に導き出された値を信じます。

私は長生きしたいとは考えたことはありませんが、老化の進行はなるべく遅らせたいと願っています。必要な栄養素は減らさずに、カロリー摂取量を減らすには、サプリメントは必須となりますので、私はたくさん摂取しています。その結果、したくもない長生きを、することになりそうです(笑)。


(注1)グリセミック・インデックス。食物の摂取による血糖値の上昇する速度を数値化したもので、ブドウ糖の値を100とする。

(注2)腹持ち指数(サティエティー・インデックス)はシドニー大学の研究グループが開発した指数。量の割に低カロリーで満腹感の長続きするジャガイモが、ダイエット向きの食材として勧められている。

(注3)BMI指数は体重(kg)を身長(m)の二乗で割った値で、25以上が肥満、18.5未満が痩せ過ぎと判定される。




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