帝釈山・田代山

帝釈山・田代山のんびりハイク

悠々独歩 No.105 2005/08/28

駐車地点3:35-4:17馬坂峠4:21−5:01帝釈山5:25-6:20田代山湿原8:00−10:19駐車地点

登山再開のきっかけになった燧ヶ岳で知り合った方から、台倉高山に登山道が開かれた、というメールをいただきました。ネットで調べると台倉高山だけでは行程が短か過ぎるため、まず帝釈山でご来光を迎えてから田代山まで往復、さらにその後台倉高山を往復する計画を立てました。

今回は林道の土砂崩れや登山靴の破損などのトラブル、さらに展望が得られそうに無い天候だったため、台倉高山は次の機会に見送りすることにしました。


舟岐川林道入り口前日の土曜日は早く出発したため、暗くなる前に桧枝岐村に到着できた。燧の湯の先の舟岐川林道入り口に、「この先11.5Km土砂崩れの為通行止」と書かれた看板が立っていた。一昨日の台風によるものなのだろうか、幸先悪いスタートである。しかし11.5Kmはずいぶん先なので、目的地の馬坂峠に近いのでは、と期待して、行けるところまで進入することにした。

登山口まで車で10分、という標識から少し走ったところで通行止めとなっていた。未舗装道路の車の走行速度は時速25Km(すなわち歩行速度の6倍)くらいなので、ここから登山口まで歩いても1時間はかからないだろう。幸い林道が広くなっていて駐車可能だった(一番下の写真)。今夜はここで車中泊、午後7時頃就寝。


帝釈山山頂午前2時、雨の音で目が覚めた。意気消沈して再び寝袋にもぐっても、たっぷり寝たので眠れないのである。午前3時35分、雨具を着て駐車地点を出発した。ヘッドランプを点け、雨と濃霧の林道をトボトボ歩くこと約40分で、馬坂峠に到着。何故か車が2台駐車してあった。

濃霧のため5m先も見えない。登山道入り口の標識もすぐには見つからず、数分間探し回った。帝釈山の登山道は、以前来た時よりも一段と整備が進み、そのうち登山道というより遊歩道になってしまいそうである。

午前5時1分、空が仄白くなる頃、帝釈山に到着。ここでご来光を拝むつもりでいたのだが、ご覧の通り展望は全くなし。幸い雨は上がったので、朝食を摂ることにした。ふと足元を見ると登山靴が破れているではないか。いよいよもって、意気消沈である。

田代山避難小屋のトイレ帝釈山から1時間弱で田代山避難小屋(弘法大師堂)に到着すると、まるで私を歓迎してくれたかのように、暗雲の一角がぽっかり開け、日が差してきた。

左の写真は併設されたトイレ。避難小屋の写真はネット上でたくさん公開されているので、私はトイレを載せることにした。

山頂西側のの展望人は感動すると、言葉を失う。美しい湿原に飛び出しても「うわー、きれい」といった陳腐な言葉しかでてこなかった。

田代山湿原には遊歩道が設置されていて、左回りの一方通行となっている。濡れた木道は鏡のように、空の紺青を鮮やかに映し出していた。一周後、ますます天気が良くなってきたので、もう一周することにした。

弘法池

コツコツと木道を歩く私の足音と、小鳥のさえずりだけが、私独りの湿原に響いている。弘法池の正面に腰をおろし、美しい池塘を長い間眺め続けた。

田代山山頂ここが田代山山頂。写真左の方が高くなっているので、全然山頂らしくない。

田代山避難小屋の内部田代山避難小屋の内部。弘法大師がまつられているので、汚して帰ったりしたら天罰は必定である。弘法大師様が監視しているおかげで、きれいに使われているようだった。

私の山靴田代山に深々と頭を下げてから下山開始。帝釈山へ登り返している時、今日初めての登山者と出会った。

私は「奇跡の」という形容詞がつくほどの晴れ男であるが、神通力もここまで。空は再び厚く暗い雲に閉ざされた。帝釈山と田代山の鞍部はぬかるんだ泥道で、私の靴の裂け目に泥水や小石が入って、休むたび穿り出して掃除することになった。

登山靴をよく見ると、縫い糸がぼろぼろで、いたるところで切れている。ソールもかなり磨耗しているので、もう寿命であろう。

台倉高山まで足を延ばしても展望は得られそうになかったし、この時間なら高速道路を使用しないでも楽々帰ることができる。浮いた高速料金を、新しい登山靴の購入費にあてることにし、少々歩き足りなかったが、台倉高山は見送ることにした。


駐車地点いったい、どこで土砂崩れしたのだろう。林道は完全に走行可能で、老夫婦の乗った軽貨物が上がってきた。たぶん崩壊する危険性のあるところが、まだ残っているので、通行止めにしているのだろう。

左は駐車地点。この先にロープが張ってある。私が戻った時に、これから出発するグループに登山道の様子などを尋ねられた。


山のページトップ   軽い山道具   ホーム