北八ヶ岳

のんびりトレッキング 北八ヶ岳 

悠々独歩 No.97 2003/12/20〜21

21日 ピラタスロープウエイ山頂駅−縞枯山−茶臼山−麦草峠−丸山−高見石−白駒池(幕営)
22日 幕営地−麦草峠−雨池−ピラタスロープウエイ山頂駅

当初は尾瀬周辺の山に出かける予定でしたが、予想天気図を見ると強い冬型の気圧配置となり、悪天候が予想されたため、出発直前に北八ヶ岳に変更しました。ヤマケイの山岳気象情報でも、20日の蓼科山は晴れとなっていました。
ところが太平洋側でも降雪をもたらすほど低気圧は強く発達し、ここ北八ヶ岳もかなりの降雪がありました。先週近くの山を訪れた時は、申し訳程度の積雪しかありませんでしたし、前日の予報でも荒れるとは思っていなかったので、スノーシューやワカンは持参しませんでした。一日にして山は厳冬の山に変貌し、トレースのないコースでは、ラッセルに少々てこずることになってしまいました。

12月20日

縞枯山荘ピラタスロープウエイの乗務員が山頂駅の現在の気温は氷点下17度で、この冬一番の冷え込みと説明してくれた。乗客は私を含め3人だけ。
山頂駅は吹雪模様で、出発をしばらくの間、ためらってしまう。

縞枯山荘(左)から先、トレースがあり、これには大いに力づけられた。

縞枯山山頂付近縞枯山山頂付近で、晴れ間が広がり、期待を抱かせた。それもほんのひと時で、青空は暗雲に閉ざされてしまった。

茶臼山で先行者に追いつき、ラッセルのお礼を言った。ここからは「私が交代してラッセルします」と歩き始めたとたん、高見石小屋に宿泊したという20名ほどのパーティとすれ違った。舗装道路なみの立派なトレースが出来上がっていて、ラッキーであった。

麦草峠麦草峠でも雲の間から青空が垣間見えるも、丸山を登るにつれ、再び雪が本降りとなった。

高見石小屋高見石小屋にて。視界は悪く、高見石から白駒池を望むことはできなかった。ここから白駒池へは、青苔荘と白駒荘へ至る二本の登山道があり、私はトレースの無い白駒荘への道を歩くことにした。

私のテント青苔荘へキャンプの手続きに行くと、まだ登山者は一人も来ていないとのことである。野営料は650円、スノコの上だとさらに300円ほど割高になるらしい。この日キャンプ場に幕を張ったのは、私だけだった。
寒気厳しい夜だった。夜半小用で外に出ると、雪は止み雲の切れ間から、星々が煌いていた。

12月21日
朝の白駒池

快晴の朝を迎えた。誰もいない白駒池を前にしばらくの間たたずむ。小屋からは誰も出てこない。昨晩、小屋に泊まった人はいないように思えた。
白駒池からは、日当たりの良い県道299号を歩いて麦草峠に向った。県道は風に飛ばされたのか、積雪量が少なく歩きやすい。麦草ヒュッテ泊まりの人たちと出会い、朝の挨拶を交わした。

雨池に至る道麦草峠から雨池に向った。トレースはなく、雪は深い。しばらくすると、暗い樹林から明るく開けた場所に出た(左)。このあたりは、腿まで雪に潜る。

赤テープが少なく、雪で覆われてしまっているものも多いため、樹林の切り開きを見極めながら、慎重に足を運んだ。1時間半余り歩いた頃、夏道が分からなくなってしまった。疎林なので、方向を定め強引に進むこと10分ほどで、林道に飛び出した。指導標はわずか15mほど左にあった。

林道にて雪の林道を、雨池方面に歩く。膝まで雪に没し、足を大きく上げ、一歩また一歩と雪を踏みしめながら歩くので、なかなか捗らない。
雨池分岐の数十m手前で、背後から不意に「ラッセル交代しましょうか」と声を掛けられた。振り返ると、単独行の若い女性である。昨晩は高見石小屋に宿泊したとのことであった。ラッセルもうんざりしていたので、ありがたく交代してもらうことにした。彼女は雨池には立寄らず、先に進んでいった。

雨池静謐な雨池。
再び林道に戻ったところ、スノーシューを履いた夫婦と出会い、しばらくお話した。

雨池峠手前にて

林道から雨池峠に向って登るにつれ、展望が開けてきた。

雨池峠雨池峠で、テルモスのおいしいお茶を飲み干した。ここまで来れば、ピラタスロープウエイ山頂駅は間近である。


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