一年中、多くの登山者で賑わう表丹沢に比べ、裏丹沢は展望の得られない地味な山頂が多く、おまけに交通の便も悪いので、歩く人はずっと少なく、静かな山歩きが楽しめます。晴天が予報された10月最初の日曜日というのに、出会った人はわずかに4名でした。
道志の湯の先を少し進むと、道が二手に分かれる。無料駐車場はその二本の道路に挟まれてところにあり、かなり広い。入り口は左側に進んだところにある。
午前6時40分、駐車場を出発した。ここから横浜市野外活動センター(キャンプ場)まで、一時間近い林道歩きとなる。
野外活動センターを左に見送り、なおも林道を進んだところ、畦ヶ丸方面の登山口がみつからない。どうやら、野外活動センターに進まなければならなかったようである。地図を見ると、この先に鳥ノ胸山から大界木山に至る登山道が横切るはずなので、遠回りになるがそのまま林道を進むことにした。
しばらくして、大界木山登山口の指導標と梯子があらわれた。この道も破線で示された登山道のため、刈払いなどはおこなわれていない。背丈以上の熊笹に覆われた踏み跡を確認しながら登った。
熊笹がうるさく、なんとも歩きづらい。ただ踏み跡はしっかりついているので慎重に歩けば迷うことは無い。
大界木山の山頂。ひっそりとした雰囲気の山頂で、なかなか居心地がよい。遠回りしてよかった。
モロクボ沢の頭で右折し、畦ヶ丸にむかった。
畦ヶ丸山頂。展望はない。誰もいない静かな山頂だった。
畦ヶ丸の避難小屋の内部。ステンレス製のトレイまでついた立派な避難小屋である。ストーブが置かれていて、暖をとることもできる。
再びモロクボ沢の頭まで戻り、加入道山へむかった。途中、シャガクチ丸のベンチで休憩していると、今日始めて出会う登山者が通り過ぎていった。
こちらは加入道山にある避難小屋。布団が置かれていた。また雨水を貯める桶が置かれ、水はほぼ満水だった。死んだ虫が浮いていて、そのまま飲むにはちょっと抵抗があるが、浄水器を持ってくれば、快適な一夜を過ごせそうである。
加入道山も樹林で展望の遮られた山頂であった。少し東へ移動し、少しでも景色の良いところで昼食を摂ることにした。
ところがガスコンロが具合が不調である。点火してもロウソクの炎くらいにしかならないので、ノズルの目詰まりかもしれない。ガスコンロの不調は初めての経験である。日帰りハイキングならともかく、冬山でトラブったらたいへんである。
昼食はカップラーメンなので、湯が作れないと食べられない。当てにしていたものが食べられないとなると、いっそう飢餓感が募るものである。予定では大室山を往復してから下山するつもりでいたが、展望のない樹林帯歩きも少々飽きがきていたので、このまま下山することにした。
道志の湯で汗を流し、施設内で軽食を摂った後、家路についた。