社山

スノーシューハイク 社山

悠々独歩 No.74 2003/02/01

立木観音より社山往復

二週間前、日光白根山を登った帰り道に、中禅寺湖越しに見えた山々が気になり、帰って調べたところ、半月山、社山、黒檜岳であることを知りました。先週きついラッセルをした反動で、次はスノーシューを履いて、のんびりと低山ハイクでもしたいな、と思っていたので早速出かけることにしました。


立木観音の広い無料駐車場に前夜到着。車中泊の支度を整え寝袋に入ると、隣に車が止まり懐中電灯で私の車内を照らし始めた。失礼なやつだと思ったら、パトロール中の警官だった。作家立松和平氏の語り口と似た、栃木県人特有の、温かみのある口調で話すお巡りさんだったので、しばらく雑談してしまう。紅葉の頃は登山者で賑わう社山周辺も、冬季に登る人は稀であるとのことだった。

中禅寺湖湖畔より暁の社山を望む 6時40分駐車場出発。歩き始めてすぐ、左に中禅寺湖スカイライン(冬季閉鎖中)への道を分ける。 さらに進むと右にイギリス大使館、左にイタリア大使館の各別荘を示す分岐があった。 ここは左の道を選ぶべきだったが、間違えて右へ進み、イギリス大使館別荘地で行き止まりとなってしまった。

狸窪までの林道は除雪されていた。途路、目指す暁の社山が見えてきた。(左の写真の尖った山)
狸窪の最後の民家のすぐ先に、雪の上に少しだけ頭を出したゲートがあり、ここでスノーシューを装着。 ここから先、人の歩いた形跡はない。

阿世潟峠 阿世潟までは、湖畔沿いに雪深い林の中を歩く。時折現れる道標だけが、ここが林道であることを示していた。 阿世潟からは南西に進路を変え、赤テープを頼りに阿世潟峠に進む。
峠への最後の登りは、峠の位置を少し読み間違えため、急斜面を木につかまり這い上がるようにして、登ることになってしまった。

(左)阿世潟峠にて。これは帰る時撮影したもの。

社山への尾根道 阿世潟峠から尾根沿いに少し登ると、アンテナのある小ピークがあり、そこでも一息つくことにした。
(左)社山への尾根道。

さらさら雪の急斜面では、スノーシューをつけても足元が崩壊するばかりで、なかなか上がれない。 スノーシューを水平に力強く蹴り込み、垂直方向に圧雪して足場を作り、少しずつ少しずつ登っていく。
たかが社山と思って来たのだが、息のきれるしんどい作業が続いた。いつも感じることだが、単独行ではラッセルが一番やっかいである。

社山山頂にて 10時40分、社山山頂に到着。駐車場から山頂まで4時間(休憩込み)もかかってしまった。
冬型気圧配置が弱まってきたのか、霧に覆われていた男体山が全貌を現した。一方の白根山の上部は、相変わらずガスに包まれている。

黒檜岳方面の展望 社山の山頂は樹林で見晴らしが遮られるので、さらに100mほど西に進み、南と西の展望の開けたところで腰をおろした。 北側は樹林のため展望はないが、それが風除けとなって暖かい。

昼食は調理パンとオニオングラタンスープ。食後に熱いコーヒーとホットレモン。 時間に余裕があったので、一時間以上のんびりとすごした。

左の写真は黒檜岳方面の展望。

中禅寺湖を眺めながら往路を下る社山を後にして、往路を下る。風の強い場所では自分のトレースがすでに消えてかかっていた。

静かな阿世潟の湖畔静かな阿世潟の湖畔にて。
聴こえるものは寄せては返す波の音だけだった。

マップ
赤線はGPS軌跡ではありません

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