この三連休(私は二連休)、いろいろ行ってみたい山はありますが、下調べする時間がなく以前に山スキーをするため下調べを行っていた日光白根山に行ってきました。ただし今回はスキーはなく、先日買ったスノーシューを持参しました。日光白根山は冬山のガイドブックなどにも紹介されていて、連休ともなれば必ず人が入ります。スノーシューの活躍する場はあまりありませんでしたが、天候に恵まれすばらしい展望を楽しむことができました。
前夜9時、日光湯元スキー場の村営駐車場に到着。 リフト運転開始時刻は8時半なので、7時頃までたっぷり車中睡眠をとった。 第3リフト、第4リフトを乗り継ぎ、8:55分登山口に到着。 今回は初日の行程が短く、リフトも使用できるので、 コンビニで夕飯用に牛鍋とビール、それにマス鮨まで買い込んでしまった。重荷を背負って、のっけから急登である。 外山の尾根に乗ったところで大休止。 時間的に余裕があるのでのんびりしていると、避難小屋泊まりの3人連れの登山者が登ってきた。 これから先は、三人連れの方達と抜きつ抜かれつで登高した。 雪がしだいに深くなり先行していたグループもワカンを装着していたので、私もスノーシューを履くことにした。 そこからしばらく私が先行し、下山者と思われるトレースが小さな雪庇を乗り越えるようついていて、そのまま辿ったのだが、雪庇を乗り越えようにも、スノーシューを履いていると足元が崩壊して這い上がれない。 ごく短い距離であってもスノーシューでは急角度の斜面は無理のようだ。
(左)避難小屋に到着し、付近にテントを設営した。設営後、デジカメを再生すると一枚も撮れていない。カメラの故障かと思ったが、セルフタイマーの解除し忘れだった。 私のデジカメは電池のもちが悪く、電源ONで即シャッターを押し、すぐに電源を切るのが習慣になっていたため、セルフタイマーモードでは何も写っていないのである。初日に撮った写真は左の一枚のみである。お粗末。
テント設営中に三人連れグループが日光白根山を目指して行った。私は明日の方が天気が良いはずなので、今日はのんびり過ごすことにした。
夕飯のマス鮨は冷凍保存状態になってしまったので、寝袋に下半身を入れ、腿の上で自然解凍させた。ビールと牛鍋で豪華な夕飯を楽しんだ後、寝袋に入る。
前夜寝過ぎたせいか、ぜんぜん眠くならず眠りについたのは12時を過ぎてしまった。
(左)黎明の日光白根山
山上でご来光を見るつもりでいたのに、寝坊してしまう。寝袋をたたんでいると、日光白根山めざす人達の足音が聞こえた。あわてて準備を整え出発し、樹林帯で夜明けを迎えることになってしまった。
しばらくの間先発隊のトレースがあったが、樹林帯を抜けクラストしているところでトレースが消え、見失った。そのまま直登を続け、しばらく登ると再び雪が深くなり膝近くまで潜る。こうなると、息が切れ苦しい登高となる。
後ろを振り返ると私のトレースを辿って、登山者が二人ついて来た。先行する人に追いつかれたので露岩の上で一息つき、その人に先に行ってもらったのだが、20m〜30m 上方で立ち止まってしまった。(左)
再び追いつくと、その人から「ラッセルしないで申し訳ない」と詫びられた。遅れて登ってくる息子さんを待っているとのことであった。その場でその人といろいろ立ち話をしてしまう。
29歳の息子さんは、冬山一年生でまだまだスローペース。それに引き換え60歳前後と思われるお父さんはかなりの健脚の持ち主であった。父親の面目躍如たる光景を目にし、私も子供の前であんなふうに振舞いたいと思う。
(左)眺望絶佳の日光白根山の山頂。
今日は移動性高気圧に広く覆われるため、小春日和を期待していた。しかし高気圧の中心はまだ頭上にはないらしく、時折よろめきそうになるほどの強風が吹き荒れていた。

山頂から男体山、女峰山方面の大展望。
いつまでもこの大展望を眺めていたいと思うも、冷たい烈風が長居をさせてくれず、下山開始。
幕営地に戻ってテントを撤収し、出発しようとしたところで、先ほどの親子が帰ってきた。今後は親子で本格的に冬山登山を行うため、先日エスパースを購入したとのことである。未だ使用したことがないそうで、私がエスパースを使っているのを知り、いろいろ質問された。
それにしても親子で冬山登山とはいいものである。私の娘も暖かい時期はいっしょに山を歩くが、昨年暮れの雪の登校時に、ひどいしもやけになってしまい、ひと月もの間足が痒いといっている。雪山はおろかゲレンデスキーも無理な状態である。
前白根山より日光白根山と五色沼を望む。
予定では五色山、国境平経由で下山するつもりでいたのだが、出遅れたうえ今日は好天に恵まれた三連休の最終日。帰りの渋滞が心配になり、往路をそのまま降ることにした。
ここから下は樹林帯に入り展望が得られなくなるので、最後の休憩をとった。このころから気温がぐんぐん上がり、日差しの無い樹林帯の下りにもかかわらず、汗がぽたぽた滴り落ちた。汗を吸ったブレスサーモが発熱しているのかもしれない。
渋滞に巻き込まれないよう、温泉も我慢して、家路へと急いだ。出発時刻が早かったこと、スキー人口が減少したこと、不景気と三拍子そろったため、道路渋滞はまったく無く、明るいうちに横浜まで帰着できた。