この週末はテントを担ぎ山で一泊するつもりでしたが、インターネットで天気予報を調べると、土曜は曇りのち雨、日曜は広範囲で雨の一日となるという絶望的な予報でした。北の方ほど天候の崩れが遅くなるようだったので、予定を変更し那須岳へ日帰りハイキングすることにしました。
那須岳ロープウエイは冬季休業中で、ロープウエイ方面の道路はゲートが閉ざされていた。手前の大丸温泉入り口の大駐車場に車を置いて6:30出発。しばらく歩き、峠の茶屋(冬季休業中)のベンチで朝食を摂り、スパッツを付け身支度を整えた。

7:55 峰の茶屋跡非難小屋に到着。ここは風が強いせいか、雪が付いていない。
出発時は晴れていたが、しだいに雲に覆われてきた。
(左)非難小屋付近から熊見曽根方面を望む。

左の写真は朝日岳方面と三本槍岳方面への分岐。朝日岳はここを右に5分ほど登る。
朝日岳では濃霧で視界はまったく無かった。休憩をとらず、すぐに三本槍岳に向かった。

熊見曽根、清水平と進むが、深いガスに包まれモノトーンの荒涼とした風景が延々と続く。途切れがちな、淡いトレースの上をトボトボ歩いた。
予報どおり天気は下り坂、展望を楽しむことはあきらめていたが、三本槍岳の山頂間近でにわかに霧が晴れ、奇跡のように青空が広がった。

三本槍岳の山頂
不意に開けた大展望に、私は興奮状態に陥った。
私だけの山頂は、日差しが暖かく風も穏やかだった。ストーブでミルクティーを沸かし、小一時間ほどくつろいだ。

三本槍岳より茶臼山を望む。

三本槍岳より雪化粧した流石山、大倉山方面の展望
三本槍岳を降り始めた途端、これまたウソのように青空が消えてしまった。朝日岳分岐の道標まで戻ると、今日始めての登山者と出会った。ここから下は次々と登山者が登って来た。鎖場の通過では、団体さん御一行にかなり待たされることになった。
空は厚い雲に閉ざされ、非難小屋に着く頃には小雪がちらつきはじめた。三斗小屋泊まりの人達だろうか、まだ登ってくる人達がいる。当初、茶臼岳まで往復する予定だったが、予報通り天気が崩れてきたため、中止することにした。茶臼岳は以前登ったことがあるし、夏場観光客で賑わう山には登高意欲が湧かない。
駐車場に戻り、しばらく車を走らせると、雪は本降りになった。私が山頂にいる時だけ、すばらしい展望を与えてくれた三本槍岳に感謝しつつ、那須高原を去った。